私には大好きな彼氏がいました。

出会いは銀座のシアトル系のコーヒーショップでした。私の勤めている会社の近くに、彼が働くお店があったのです。私は出勤前に必ずそこでコーヒーを買っていました。何となく顔見知りになり、挨拶を交わすようになり、グループで飲みに行くようになり、やがて二人で会うようになり、付き合い始めました。
彼は決してイケメンではありませんが、凄く面白い人でした。そして、凄く前向きな人でした。彼と一緒にいると、「自分もかんばらなきゃ」と素直に思えました。そんな彼のことを尊敬していましたし、ずっと一緒にいたいと思っていました。



私の勤めている会社は、入社して分かったのですが、いわゆるブラック企業でした。ノルマはきついし、残業代なんて払ったこともないし、有給休暇だって身内の葬儀の日にやっと取れたくらいです。仕事の悩みを話し出したら止まりません。

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付き合いたての頃は、「彼と一緒にいるときくらいは仕事のことを忘れて、二人の時間を楽しもう」と、彼に仕事の悩みは一切話していませんでした。しかし、彼との付き合いも長くなり、彼に対する甘えが出てきてしまったのか、1年も経つ頃には、彼に会えば仕事の悩みや会社の愚痴ばかり話していました。
彼もうんざりだったと思います。完璧な会社なんてどこにもないでしょう。みんなそれなりに仕事での悩みを抱えているのでしょう。それなのに私は、自分だけが辛い思いをしているかのような気になっていました。それに気付いた時にはもう時遅しで、彼は私から去っていきました。

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今更ですが、彼の前向きなところが好きだったのに、と悔やんでばかりです。「後悔先に立たず」とは、まさにこのことです。